プロ野球選手の減俸という金銭事情

プロ野球を仕事として選択したからには毎年1軍で結果を残して年棒を多くもらいたいというのが通常ではありますが、長期にわたって活躍し続ける選手というのはごくわずかなものです。

実力がすべての世界であるプロ野球においてケガによる故障や長期離脱、加齢からくる身体能力の低下などのリスクは常に備わっており、またこれらの恐怖とも闘っていかなければなりません。 さらに毎年ドラフトで加入してくる若手との熾烈なレギュラー競争にも打ち勝っていかなければならないのです。

プロ野球選手は年俸制であるため金銭事情もシビアな世界です。 毎年シーズンオフになると球団と選手間で話し合いが行われ、前年度の成績をもとにした翌年の年棒が決定されます。

シーズンの個人成績が良ければ年棒は上がりますが、球団が思うような活躍ができなかったり、出場試合数が少ないと逆に減俸されます。 野球協約では減額制限を超えて減額されることはないと定めていますが、選手が同意すれば減額制限をはるかに超えた年棒で契約している選手も多くいます。