プロ野球巨人 田口麗斗投手

低迷する読売巨人軍において、菅野智之投手とともに、チームのピッチングスタッフをけん引しているのが、田口 麗斗投手です。2013年ドラフト会議において、3位指名を受けるまでに彼の評価を決定づけたのは、全国高等学校野球選手権広島大会決勝において、広島県瀬戸内高等学校と対戦し、延長15回を無失点完投、さらに翌日の引き分け再試合でも1失点完投と奮闘したことです。この時の、瀬戸内高校の投手が、現オリックスの山岡泰輔投手です。

田口麗斗

田口 麗斗投手の魅力は、プロ野球選手として身体は大きくないものの、スタミナがありスライダーとカットボールのコントロールとキレが素晴らしいことです。そのため、ストレートは130㎞後半のスピードでありながら、バッターはそれ以上の速度を感じてしまい、簡単に打ち取られてしまうのです。

そして、投手として何よりも大切な、ハートの強さを持っているところです。高卒3年目の2016年からローテーション入りを果たしていますが、名門巨人軍でローテーションを守るということは、精神的にタフでなければ務まるものではありません。それはピッチングにも現れており、厳しい場面でもしっかりとストライクゾーンに投げ切れるところは、今後、巨人軍のエースとして飛躍することが十分に予想されているのです。