阪神の代打の神様だった八木裕

八木裕は1986年のドラフトで阪神に入団した選手で、晩年は代打の神様として多くのプロ野球ファンに知られる存在でした。 入団3年目の1989年のシーズン途中からレギュラーに定着し、この年は16本塁打で打率は2割1分4厘でした。

八木裕

翌1990年にはさらなる飛躍を果たし、28本塁打を放って将来的に中軸打者を打てるレベルにまで成長しました。 1991年と1992年も20本以上のホームランを放ちましたが、1993年頃から故障などで出番が減り、1997年以降は主に代打での出場となりました。

しかし代打起用になってから彼は勝負強さを発揮するようになり、たびたびいい場面で快打を飛ばして阪神ファンを魅了しました。 2003年のリーグ優勝のシーズンには数試合4番を打つこともあり、代打としても貴重な働きをしてチームの18年ぶりの優勝に大きく貢献しました。

2004年を最後にプロ野球生活にピリオドを打ちました。通算で126本の本塁打を放ちました。