プロ野球の世代交代は外国人選手と若手選手のバランスが大事

引退

元巨人の村田修一選手が引退を発表しました。NPB通算1865本の安打数を記録した一流選手で、昨季巨人から自由契約になった際にNPBの他球団に移籍するのかなと予想された方も多かったはず。結局NPBへの移籍はかなわず独立リーグであるBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでユニフォームを脱ぎました。

助っ人外国人

巨人は村田選手の穴をどう埋めるか注目されていましたが、2014年ドラフト1位指名の岡本和真選手が大ブレイク、昨年までの3年間では1本しかホームランを打っていなかったのですが、今期はもう30本を打ち巨人の4番としての役割をきっちりこなしています。

しかし世代交代がこのように完璧に行くことは多くなく、世代交代が上手く行っていないチームも散見されます。チームにとって絶対的な選手が抜けると若手の起用が望まれるのですが、勝負に勝つためには選手を育成しているより完成された選手の補強が即効性があり、完成された外国人選手の補強が多く見られます。一時期中日は打線に3人の外国人選手を起用していましたが、裏を返せば日本人野手が育っていないということでもあり、育成と勝利の両立の難しさを考えさせられます。

世代交代はタイミングと言われますが、力のある選手が抜けた後に外部から補強してチーム力を維持するか、若手選手を起用して育てて行くのかはチームの考え次第であり、置かれた状況によっても変わります。世代交代は若い選手が出てくるチャンスです。新たなスターの登場を期待したいですね。