根尾昴は日本プロ野球界の星となるか

根尾昴の今後は

2018年、中日ドラゴンズのドラフト1位指名を受けて入団した期待のルーキー、根尾昴選手はロッテ1位の藤原恭大外野手、日本ハムのドラフト1位の吉田輝星投手とともに、「高校BIG3」と言われた逸材です。

その中でも根尾選手は、ドラフトで4球団が競合し、鳴り物入りでプロ野球界に乗り込んできました。根尾選手は、小学校から野球を始め、中学校の時には、投手として最速146km/hを記録し、全国の野球強豪校から注目されていました。地元の岐阜県を離れて、名門大阪桐蔭高校に進学した後も、1年生の夏からベンチ入りを果たし、3年間で4回の甲子園大会に出場、そのうち、3回の優勝という素晴らしい成績を残しています。

投手、遊撃手のほかに外野手もこなすなど、まさにオールラウンドプレーヤーとして、適応能力の高さを見せつけました。
しかし、プロ入り後は「ショート一本でいく」と宣言、フットワークの軽さと判断力が買われています。京田選手の良きライバルとなることでしょう。

2019年の1月に肉離れをおこしてしまい、残念ながら春期キャンプは2軍スタートとなりましたが、見学のファンが大勢訪れて、根尾選手の人気ぶりを証明しました。開幕以後、2軍で基礎を固めながら、自己のレベルアップにつとめていますが、バッティングの面で多少伸び悩んでいるようです。
しかし、その抜群の将来性に翳りがあるわけではありません。一回り大きくなるための成長過程なのです。与田監督は、今後外野への転向も視野に入れつつ、大切に育てていくと語っています。

中日ドラゴンズだけでなく、日本球界の星になるべく、根尾選手の挑戦は続いています。