プロ野球、四番打者の条件から考えるロッテ、A.デスパイネ

デスパイネ

四番打者のイメージとしてはそのチームで最も良いバッターが打っているというものがあります。 というのも、高出塁率の一番や二番打者が塁を埋め、三、四、五で返すというのがプロ野球のセオリーとしてあるからでしょう。 そういう意味では、四番打者の条件として求められるのはやはり長打が打てるというものです。

塁を埋めて一気に返す。相手投手にとってこれは脅威です。 出来ればホームランを量産出来る打者だと尚良いでしょう。 そしてやはり高打率であればあるほどいいのは言うまでもありません。 が、やはり長打を打てることの方が求められます。 そして四番打者にとって最も大事と言えるのが勝負強さでしょう。

得点圏打率というのはオカルトだと言われて久しいですが、これは母数が少なくバラつきが大きくなるからでしょう。 よって、数年にわたって得点圏打率の高い打者というのは、その得点圏の機会も多く、バラつきもすくなくなります。 したがって数年にわたって得点圏打率が高い水準で安定している打者程四番に向いているでしょう。

そしてロッテの四番、A.デスパイネですが長打力という点では文句なしでしょう。 フルで出場出来れば20~30本塁打は期待出来ます。 そして得点圏打率ですが、2014、2015と3割ちょっとと言ったところです。 そこまで打数が多くないのであれですが、チャンスに強い打者と言って差し障り無いでしょう。 今のプロ野球の四番として優秀と言えます。